〈名車CM〉メルセデス・ベンツ日本 GLA(2014年) 日刊自動車新聞 2020年7月25日
メルセデス・ベンツのコンパクトSUV『GLA』。2世代目の日本仕様が6月25日に発表された。プロモーションとして、人気邦楽バンドNulbarichの『LUCK』を使用したテレビCMのオンエアを開始したほか、同時発表された『GLB』とともに映画『ドラえもん のび太の新恐竜』のタイアップ企画も展開している。国民的アニメとのコラボなど輸入車の広告展開としては挑戦的な試みだが、2014年に誕生した初代GLAもとあるテレビCMがきっかけで大きな話題を呼んだ。日本独自に制作されたCMで、人気ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』とのコラボという斬新なクリエイティブが注目された。冒頭は任天堂『スーパーファミコン』でのプレイシーンをモチーフにした映像で、GLAに乗ったマリオがゴールすると実写に切り替わる。砂ぼこりを上げ勢いよく停車すると筋骨隆々のマリオが車から降り立つ内容だ。2014年7月度CM好感度調査では子どもから大人まで幅広い世代から支持を獲得し、総合7位に輝いた。なお輸入車CM史上最高のスコアを記録しており、2020年現在でもその記録は塗り替えられていない。
メルセデス・ベンツ日本はGLA以外にも『A―Class』のCMでオリジナルアニメ『NEXT A―Class』やPerfumeとのコラボなど日本ならでのカルチャーを活用した広告を積極的に発信してきた。高級感あるスタイリッシュな表現だけでなくハイブランドでありながらもワクワクや親しみやすさを多彩なアプローチで楽しませてくれる同社の広告展開に引き続き注目したい。
(CM総合研究所 コンサルタント 大淵駿介)
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メルセデス・ベンツ日本はGLA以外にも『A―Class』のCMでオリジナルアニメ『NEXT A―Class』やPerfumeとのコラボなど日本ならでのカルチャーを活用した広告を積極的に発信してきた。高級感あるスタイリッシュな表現だけでなくハイブランドでありながらもワクワクや親しみやすさを多彩なアプローチで楽しませてくれる同社の広告展開に引き続き注目したい。
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